経営者に必要なもの
だと思っています。
極めて難しい。
人は結局、自分が一番大事なことが大多数ですが、大雑把に何段階かのレベルに分けられると思います。
1.何があっても誰かのためには死ねない
2.家族のためなら死ねる
3.大事な親友、彼女のためなら死ねる
4.友人、知人のためなら死ねる
5.知らない人のためでも死ねる
番号が浅い方が人数は多いでしょう。
経営陣は法に守られないため、常に不安と隣同士。国も誰も守ってくれない。
そんなプレッシャーの中、答えが見えない中経営するというのは、想像することもできない地獄の試練。
会社が潰れそうなとき、誰が残ってくれるのか、誰が助けてくれるのか、これに関しては人間性がでます。本性が。
一度裏切られた人間は、その後大きな何かか無い限り、2度と人を信じることはできないでしょう。それまで性善説で経営をして頑張ってきた人ほどダメージは大きいかもしれない。
だからその苦い経験を味わった人間が経営に復帰するとき、性悪説にひたすら走る。
ただひたすらに走る。
時にスーパーブラック企業に変貌を遂げる。
恋愛でも、最初は大多数のパートナーがみんな純粋で、ピュア。
しかし、浮気や破局を通じて、汚い部分を知っていく。
男は女遊びへ、女は金目当てへ。
女遊びをしてる人、金目当ての人ほど過去に深い傷を負っている可能性が高い。
浮気されても切り替えて次に進める人
人の大事な部分を見続けようとする人
なかなか希有な事例です。
組織を動かす上で本当に大事なマインドは
性善説に基づき信じること。
もう1つは、裏切られても良いという覚悟をもつ、つまり最終的に性悪説を受け入れる度量があること。
それでも一番辛い時に支えてくれるパートナーがいるならば、それは一生の友となるでしょう。
結局の所、裏切られるって言葉があんまり好きではなくて、真っ当な判断を下される、というのが正しいと思います。
裏切る側にだって守らなければならないものがある。
そんな人生の中で、本当に支えてくれる人達が何人いるのか、きっとそれが死ぬ間際の幸福度に比例するものと信じて、日々を過ごしています。